もし100万くらいお金を貸してくれたら、万が一、返せなくても、家屋敷を処分して、なんとかなる…だから、寺田さんお金貸して、とネズミのようにせまる上野明美。
お金が必要なのは、今週中。
でも、寺田氏が出そうとしている100万も捨てがたい。
上野ネズミは、懸命に頭の中でネズミ算を行っていた。
【以下録音内容を抜粋・加筆・訂正等】
上野は、月末の100万ではなく、今週中の20万がほしい。
でも、それは不可能な話だ。
どうする?どうなる?上野明美。
「30万より50万の方がいいもんね~」どんな理屈だよ。
上野は自分の最後の入金(正確には最後ではないが)が、ずれ込み、手続きが遅くなってしまったことに、少なからず罪悪感を抱いているようだ。
上野に責任はないが、結果的に上野の行動で、みなに迷惑をかけてしまったという事実はある、というようなことをチクチクと田端に言われたのだろう。私なら、必ず言うよ!
「高田のおばあちゃんに12万出せない?って聞いたんさ。だって、12万出せば、1000万来るんだからね」
そうそう、この次の日くらいに、高田のばあさんに「私の口座から上野さんに12万渡せない?」って、バカなことを言われたよ!
「それじゃ、結局、50万円?いくら出せばいいんでしたっけ?」金など出す気もない寺田氏は、言葉巧みに上野をもてあそぶ。
「50万あれば、助かるわよ。だからさ、Cさん関係なく、寺田さんに70万出してもらえれば、100万になるんだよ。だから、その半分をやるから」
おっと、親を飛び越えての交渉事は、ネズミネットにおいてご法度なのでは?
「そんな半分もいらないですよ、それは上野さんが頑張ったという証なんですから」実に謙虚な男だ。「ボクには、貸した分のお金、ボクが50万貸すなら、50万返してもらえればいいですよ」
「え~、じゃ、私、自分のお金で寺田さんに投資かなんかするよ」
またまた、入りもしないお金を妄想して、ネズミときたらかわいいんだから。
「いえいえ、ご飯でもおごってもらえれば大丈夫ですよ」いや~、ほんと、あんたは男前やな。
「若いパキスタンとか、ベトナムの子とか、派遣するなら、いっぱいいるよ」
いるのはわかるが、就労ビザとか大丈夫なん?今、本当に厳しいよ、不法就労には。
せがれはパチンコをやっている。
おそらく趣味でパチンコをやっているのではなく、パチンコ台の製造現場に人出しをしているのだろう。
伊勢崎に大きな工場がある。
娘の旦那は、パチンコ製造の派遣がメインで、娘の方が月光電器系列の人出しに携わっているのか。
「私、日本プラストで仕事してるでしょ?」
でしょ?って言われても、はっきりと聞いたのは初めてだ。
そこで人が足りないと月光電器の上野さんに、人を集めてくれって相談が度々あったのだが、人出しには派遣の免許が必要なので、娘たちが派遣の免許を取った。
今は、娘とも娘の旦那とも音信不通の状態。
でも、寺田さんの頼みなら、いつでも人を用意するよ、って話。
すっかり、信頼関係ができあがったようだ、うらやましい。
とにかく上野は自分の資産である家、正確には敷地を見てもらって、寺田氏から金を借りたい。
日本プラスト株式会社の中で「社内外注」として、上野は働いている。
もともとは、4トンの大型トラックで部材を自宅兼工場に、持って行って、そこで作業をしていた。
しかし、その工程が無駄ということで、社内外注として日本プラストにいって、仕事をしているという訳だ。
日本プラストは、一部上場(プライム)ではなく、スタンダードだね。
日本プラストとは、50年の付き合い。
上野っていくつだっけ?
確か65だよな、15からの付き合いってこと?
「私が16歳の時に、私の母が社内外注で入ったから」ウソはなさそうだ。
「でもね、それも辞めちゃいたいよ。娘に渡してね」
私の言うことに嘘偽りはないし、もし仮に返せなくても、現金化できる資産もあるから、それを信じてお金貸してください、ということだ。
「どっちみち、このお金が入ってこなければ、家を売るんだから」ネズミはネズミなりに、借金の清算とかも、考えているということか。
T町の家 土地200坪 建坪100何坪 2500万くらいでなら売れる、とネズミ算
3000万で売りに出していて、2900万で売ってくれって人が来たけど、その時は売らなかった。
自宅の方は、少なく見積もっても1000万の資産価値はある、と上野は言う。
「今、私には30万あるんだよ。腹割って話せば、70万貸してくれれば、100万になる。100万頑張ったよって言えば」なんの腹を割ったのか不明だが、頑張りを見せたいということのようだ。「私は、私で頑張って100万集めて、あとは大崎さんにお願いするの。だって10億の人が死んじゃうなんてこまるよ~」
そりゃみんな困るよ~、だって、10億だもん。
「10億もらう人が死なないでくれっていうのよ~」まぁ、架空の話なので、そんなに気にしないでください。
「娘にね、頼んで、300万くらい、それくらいは出せるよ~、そしたら3億だよ。でもね、そんなので、また娘ともめても仕方ないしね。私の取り分だけで満足しなきゃね。5億くらいはあるはずだからさ」
下の娘 板橋にいる。コンクリートの打ちっぱなしの中古物件を購入し、そこに住んでいる。板橋の一番上のところ、北ということか?当時6000万だった。文京区に引っ越したい。旦那は三井物産にお勤め。
「私んちはバカだけど、娘の旦那はみんな優秀。私んちはバカだよ、みんなバカ」バカだ、バカだって、オメーが一番のバカだろうが!
まさちゅー、まさちゅーってネズミの会話じゃないんだから!
ママルナ?ママリナ?ママリマ?はっきり聞き取れない。赤ちゃんが出て来る系の動画。
娘の周りはみんなお金持ち。
「3億の土地に家を建ててくれて、それじゃ税金はどうするの?っていう話になったら、親が用意してくれてさ」
お金っていうのは、あるところにはあるもんですね。
私の懐からは飛び立つばかりなのに…。
娘は佐野を出た。
おそらく佐野日大の付属校のことかと思われる。
この地域で、なかなか佐野日に行く子供はいない。
学力もさることながら、財力もないとダメなのだ。
なにせ田舎にある私立なので、金はいくらでもかかる。
「そこにはおぼっちゃま、おじょうちゃまがいっぱいいるのよ」と上野。自分がいきたかった高校への想いを、娘で代替していたのかもしれない。(※上野が中卒かどうかは知らんけど)
私名義の土地はある、娘も裕福…返せないということはないのだから、寺田さん、お金貸してという話なのに、このばあさん、もう何分しゃべってる?
「大丈夫ですよ、全然」上野の話に疲れ始めた寺田氏がから返事をする。この気持ちは上野と長時間話したものにしかわからない!
「でも、田端さんうんぬんではなく、私が返すんだから、私を信じて貸してほしい」まぁ、上野の言うことの筋は通っている。
>>>【音声データ】2025年9月9日 #3 今、本当に求めているのは、お金なんかじゃない…そう寺田氏に打ち明ける上野だった
コメント
コメントを投稿