2025年9月24日 ネズミを巡る冒険1 Xデーとなるはずだった日

 9月24日。

上野明美に我々の制裁が加えられるはずだった。

善意の鉄槌。

寺田氏とノムダと共謀し、なんらかの形で上野に「あなたのやっていることは詐欺だ」と意思表示する予定だった。

しかし、9月14日、上野にこのブログの存在を知られ、それまでの計画はご破算になった。

仕方ない、予定変更だ。

3人とも、せっかく、この日のために休みをとったのだ。

ネズミを巡る冒険でもしようではないか。

8時30に集合し、まずは戸谷塚に。

モスバーガーの隣りのカワチに車を停め、徒歩で近所を散策。

何年か前に来たことがあるのだが、そこまでの道のりは全く記憶にない。

確か、すぐ近くに小さな神社があったはず。

スマホの地図を見ながら、とりあえず神社の方へ。

小さな神社はあった。

そして、上野の話す戸谷塚の物件も。



第一印象は立派な邸宅。

不動産の価値は、私にはわからないが、2500万で売りに出せば、すぐに買い手は見つかりそうだ。

庭木もきれいにしている。

上諏訪の物件のように廃墟感はなく、人の住む気配もある。

もしかしたら、上野明美がいるかもしれない、万が一の期待をこめて、チャイムを押す。

電池が切れているのか、コードを切っているのか、玄関チャイムを押しても、家の中からチャイムの音が聞こえてこない。

先日、上野と会った時に乗っていた、青い車はなかったので、上野はここには今はいないのだろう。

まあいいさ、いきなりクライマックスでは面白くない。


次に向かったのは、モロ。

小学校の近く。

レクサスはなかったが、別の高級車が2台停まっていた。

普段はプリウスあたりに乗っているのだろう。

家人に会うのが目的ではないので、まだチャイムは押さない。


次は上諏訪の物件。

上野がしきりに担保担保言っていた例の物件である。

人の気配はやはり感じられない。




この家の裏が、上野の生家だとかなんとか言っていたので、訪ねてみる。

洗濯物は干してある。

チャイムを押しても、声をかけても、人は出て来なかった。

敷地をよく見ると、なるほど、南側の上野のかつての工場兼自宅と地続きになっている。


次の目的地に向かおうと車に戻ると、一台の軽自動車が上野の家に入ってきた。

とりあえず、声をかけよう、と車に近づく。

車にはアイオー信金のステッカーが貼られている。

アイオーは、月光電器のメインバンクだ。

私は、若い営業くんに声をかけた。

なにやら、10時に社長と待ち合わせをしているとのこと。

もちろん、なんのために会うのかは、聞かなかった。

しかし、金融屋と会うのなんて、金絡みのこと以外であるはずがない。

私は、営業くんに軽く事情を説明し、名刺を交換しておいた。

10時まで、あと10分、ここを離れるか、それとも残るか?

我々がとった選択肢は、もちろん月光電器の社長との対面だった。



>>>2025年9月24日 ネズミを巡る冒険2 上野来夫との邂逅

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