上野さんもいろいろな体験してますね~と、詐欺話で盛り上がる寺田氏と上野だった。
【以下録音内容を抜粋・加筆・訂正等】
15年くらい前に流行ったネットワークビジネスでのつながりで、人間関係が構築された。
って、初めからダメなパターンじゃない?
改名の先生とか、ソシツロン?そういう先生がいろいろな人を連れてきた。
そういうことか、なんとか易断とか、1回3000円で占いますよ、って、そうやって金持ちとか、会社経営者の名簿を集めていたのかもしれないな。
「金を貸すにしても、土地とか不動産とか、売って返せる人じゃなきゃ無理だよ」
暗に自分に金を貸すのは、無問題と言いたいのか。
ない袖は振れぬ、ほんと、よくできた諺だよ。
このあたり、上野は、貸し手だったので、取り立ての苦労はよくわかってるな。
裁判所の令状があっても、ないものはない、銀行からのローンや税金の滞納などがあれば、余計に素人などが取り立てなどできないのだ。
上野は、なんやかやの投資の失敗などがあって、それを取り戻したい気持ちもあって、田端の餌食になった。
「旦那の保険がおりて、すぐに返せるからって、田端さんに200万貸したのが始まり」15年くらい前?2010年くらいか?
この時から、田端の上に大崎はいたのか?田端単独のことなのか?そもそも大崎などいなくて、(田端の息子か)誰かが大崎を演じているのか?
「そしたら、糖尿病だったので保険はおりなかった。で、そのあと、100万貸してって言うから、貸すでしょ?そしたら、取り返したいって思うじゃん。そしたら、深みはまって内容がわかって」
ネズミネットワークにようこそ、ということだろう。
「田端さんは、実際、大崎さんに払っているんですか?」
「払ってるよ」
「だけど、だけど」だけどを強調す上野。「払ってるけど、人間てさ」あんたらはネズミだけどね!「大崎さんが田島さんに30万円ほしいよ、って言うじゃん。その時、田島さんは10万自分で欲しいから、私に40万集めてって、絶対そういうのあると思うんだ。田島さんが大崎さんじゃなくて、せがれに振り込んだことがあった」
警察沙汰になったときに、振込先確認の際、田端照代ではなく、田端何某の名前があった。
「それを疑っちゃうと、もうしょうがないけどさ」ちょっとは猜疑心があるようだ。
「私にいっぱい出させて、もらうときは私よりも多いんだから」
上乗せ取り。中抜きみたいな感じで、余分に上乗せして、その余分を自分の懐にいれる。
みんなやっていたのだろうな、上野さんも同じ穴のネズミじゃないの?
詐欺事件は親告罪なので、被害者本人の訴えがなければ進まない。
「うちの旦那が警察に行け、行け、うるさいから、私、1か月家出したよ。でも、仕事だけはしていたよ。でも、旦那が腸閉塞になって入院して、戻ってきてくれって、それで戻ったの」
「警察に行ったら、もっといろいろ調べられるじゃん。警察沙汰になったら、上の人にだって迷惑かけちゃうじゃん」
「全財産をさ、田端さんにさ、田端さんの言葉を信じてさ。こんなにどんどんどんどん入れる人ってさ、そうはいないんじゃない?」
「いや~いないですよ。上野さんは、田端さんのことは100%信じてるんでしょ、もちろん」
「(田端という人間ではなく)している仕事のことを信じているからね。田端さん自体は、今思うと、私を上手に使っているな、っていうのは、わかってるよ。ただ仕事をしている人が、ちゃんと仕事をしているってことがわかってるから。ただ期日にまでにお金が集まらなかったらチャラになっちゃうじゃん。その日に10万必要で、10万入れなかったら、全部チャラなんだよ。収入印紙、1枚足りなくてもダメな訳じゃん。そうしたら、書類は最初からじゃん。だけど、そんなこと人に言ったってわかんないじゃん。そんなことが何回も何回もあったんだよ」
「本当、上野さんはすごいよ、なかなかいないよ」
「私もそう思うよ」
「娘にも、まったくお母さんは、なんて言われるけど、私は、私がやっていることが正しかったって証明したいだけよ」
「大崎さんなんか、すごいお金が入ってくるから、もう次の事業のことなんか考えてるよ」
こうして、子ネズミたちに、また甘いはちみつがかかったチーズのことを夢想させる親ネズミたちであった。
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