8月8日。
この日はもう上野明美から電話があり、寺田氏と上野、二人の用(茶番)は済んでいたはず。
しかし、時間を空けずに、上野から寺田氏に電話があった。
事もあろうか、第一声が「お金のことじゃなくて」それから「あなたに興味があるの」。
なんだこれは?恋?色恋を絡めた赤詐欺?
はたまた、単に上野が寺田氏にほれ込んだだけ?
この先の二人の行方を、我々は生温かく見守りたいと思う。
【以下録音内容を抜粋・加筆・訂正等】
「お金のことじゃなくて、寺田さんに興味があって電話したんだけど」上野は恋する乙女のように、そう切り出した。なんだこの展開。
「寺田さん、何してるの?その設計って、国の仕事?」国家レベルの話が好きな陰謀論者っているよなぁ。
「国まではいかないんですけど。ビルとかモニュメントとかが多いかな」と寺田氏。
「あれさ、京都の駅のところで、開発始めるよ、寺田さんは知ってる?」
これって、もう親ネズミに、次のエサまかれてるんじゃないの?上野ネズミ。
「ボクの方ではないですね~」寺田さんは、海外の仕事がメインだから。
「それで不動産はどこに持っているの?」同じ不動産投資仲間として、共通の話題は楽しい。
「Cさんが株をやってて、運用してくれるっていうんで、ちょっと預けちゃったんですよね」
話の整合性は取れている、いいよ。
「上野さんも他の人にお金を預けてるから、気持ちはお互いわかりますよね」
同じ境遇を演出する、仲良くなるのにいいやり方だ。
寺田氏はもうモノホンの詐欺師である。
「私もね、未公開株でだまされたから」とカミングアウトする上野。
こちらもあなたと同じよ、とでも言いたいのだろう。
「うちに連れてきて、ちゃんと会社も作って、そしたらだまされてた。前科4犯。5000万くらいなくなっちゃけど」
詐欺られは一夜にしてならず…。
その時、周りから借りていて、小口の債権者には返した。
大口の人は、立場が同じなので、返すも何も同じにだまされただけ。
今回も、上野は同じロジックなのだろう。
大口の高田永子や泥沼さんは、上野と同じ立場、だから、正確には上野が彼女らから金を借りているわけではない。
「よくまぁ上野さんもそういった話が来ますね」と寺田氏。
「それは、前に、ネットワークで、知り合って、そこからだよ」
上野はかつてネットワークビジネスにも手を染めていたのだろう。
まぁ、想像するに難くない。
「お金が入ってきても、もう誰とも会わない、人とは会わない」
だいぶ懲りているようだ。
人の似姿をしたネズミと付き合わなければいいだけだよ。
「でも、死ぬまでにはいろいろあるからしょうがないよね」周りの人間を巻き込むのはやめようよ。
私の方がもっと苦労してるんだから、っていう変な言い訳で、済むはずないでしょ。
「でも、機会があったらね、私、寺田さんとは会ってみたいな」
なにこれ?もう恋する乙女やん!
「昔、私の旦那がね、FXがあるでしょ」とことんこの手のことが好きなんだな、家族ぐるみで金の亡者じゃね?
上野一人でここまで来たわけじゃないんだよな。
旦那も家族もほぼ同罪だよ。
成功するまでやり続ければ、それは決して失敗ではない
ネットワークチュウが好きそうな言葉だ。
寺田氏の住まいが思いのほか近いことを知ると、上野は「私、今、戸谷塚に住んでる。Cさんには言わないでね、ちょっとあれだから」と話した。
私には前橋にいると言っておきながら、心を許した相手にはベラベラと本当のことをしゃべりやがって…。
1億5000万で建てた物件を競売で買った。安く買った。(5000万くらいかな?)。評価額は4000万。3000万で売りに出している。
今、売るに売れなくて、困っている。
高額の物件は、売れれば利幅が取れるからおいしいのだけど、売れないリスクもあるのだ。
その辺は、きちんと『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでおくように。
「固定資産税が年間50万」と上野。固定資産税だけで、月に4万て。
「じゃあ、ボクが持っているのより大きいや」
ここでまじめな読者の方に伝えておきますが、もちろん、寺田さんに投資用不動産なんてありません!
団地住まいの普通のサラリーマンです!
別宅も売りたいけど売れない、自宅も処分したい。
この辺は名義がややこしいから、本当に上野明美(と配偶者)名義の物件なのだろう。
「家族のためにやり始めたのに。逆に娘たちの方が裕福になってさ。一人は東京でさ、一人は人材派遣をしてるしさ、長女はね」
なんで法人の月光電器を倒産させないのか?
ずっと不思議に思ってるのだが、長女の仕事と何か関係があるかもしれない。
一人は旦那が商社マン。年収2000万はあるはず。東京の娘の方か。
「バカみたいな人生で、いろいろやってきたから」と、寺田氏に心を許す上野。
「なに言ってるんすか。それだけ上野さんが頑張ってきたってことでしょ」まるでホストのような心づかいの寺田氏。
「寺田さんこそ、若いのにすごいな、って思って。奥さんは?いるの。子どもは?もう大きいの、じゃあ、いいじゃん」
もう子どもも大きいなら、私みたいな年増と火遊びしても「いいじゃん」ということのなのか。
「まぁ、これもご縁ですから、またね」
「ええ、またいつでも連絡ください」というホスト寺田の言葉に、思わず気も体もゆるむ上野明美だった。
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