8月5日、午前7時30分ころ、上野明美から着信があった。
私は急いでレコーダーを取り、上野に電話し直した。
電話の内容は大したことではない。
寺田氏と連絡がつかないから、今回は、寺田氏からお金を借りることはあきらめた、とのことだ。
“今回は”だと思う。
上野明美にしてみれば、散々ごねている人に時間をかけて説得するよりも、それよりもっと頭の弱いお客を探した方がいいということだろう。
バカみたいな詐欺事件は、騙される方がバカであればあるほど、詐欺りの効力を発揮する。
人間や知的なネズミを説得するよりも、バカな詐欺られネズミに時間をかけた方が、結果的には効率がいいということなのだ。
「お盆前に12万円用意できれば、早ければお盆にはお金は返ってくる」という空論なので、お盆前のお金の準備期間としては、今日か明日あたりがタイムリミットなのだろう。
上野は、今日と明日、時間をフルに使って、詐欺られネズミをさがすのだろう。
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