もう締まるからお金はいらない、終わりにするという上野。
言葉少なく、なんだか奥歯に物が挟まったような言い方。
素直に反省し、改心しようとしているのか?
【以下録音内容を抜粋・加筆・訂正等】
「ただ、私を信じてくれるなら、10月末まで待ってほしい」
もちろん、お前は信じられない。でも、田端や大崎なんか、もっと信じられるわけないでしょ?
「大崎の計画が詐欺なんだから、上野さん、どうこうじゃないの。投資詐欺だし、ネットワークビジネスだし、もう詐欺の寄せ集め」
「ふ~ん。その時はさ、高田さんに。とりあえずさ、すみません、ありがとうございます」
はい?なぜこのタイミングでありがとうなんだ?
「で、いつ警察が私のところに来るの?」
そんなの知る訳ないじゃん。
質問の仕方が悪いよ、いつ福祉協議会には行くの?って聞かないと。
この辺よく聞いてなかったけど、おとり捜査の線もありかな?いやなしだろ。
急に元気になってきたな上野さん。
「わかっているものはあるから、私探してみる」
息を吹き返してきたな、いいぞ上野半ネズミ。
「10月の末か、11月にはなんとかならないとおかしいから」
いいぞ上野「来月には戻るから」のネズミ精神でいけ。
ブーだったら関係者と一緒に警察に行くという上野。
「すべての件は11月でタイムリミット」と断言する上野。頑張れ。
「上野さん、今までは100%信じてたでしょ?」
「そうなんだよ、わかる?」
「そりゃわかるよ。あの目を見れば」
そうなのだ、あの日、私が感じた吐き気をもよおすような欲望にたぎった目は、人間の目ではなく、ネズミの目だったのだ。
「これで終わり。自分自身も、もう終わり」
別に人生終わらせる必要はないでしょ。
上野が饒舌が戻ってきた!戻ってきた!
「昨日、娘もほんとにショックでさ、うちのお父さんも立ち直れないくらい」
「やることやって死ねばいい。ただ死ぬことが一番の迷惑だからね」このセリフかっこいい。
そうなんだよ×4、元気になってきたな上野半ネズミ。
「でも、高田さんにしか相談する人がいなくて」
なんで俺なんすか?敵じゃないの?
「全然、相談には乗りますよ」
「この件(10億の案件)に関しては、もういいの。もう終わり」
これは終わりで、他に何かあるというのか?
「田端に話過ぎたから怪しまれたのか?」
「私も、そう思う。高田さんの息子さんとその友達に借りるって、私が言ったからね」
やはりあなたが戦犯でしたね。
絶対、怪しいじゃん。
「寺田さんは面識がないから、ベラベラしゃべったんだよ。寺田さんのことも信じてたから」
寺田に関して、何か言いたいことでもあるのか?
ここでまた私の説教タイムス。
「でも、向こうに対しては疑っているふうとかじゃなくて、電話した方がいいでしょ?」
向こうとは、まだ普通に連絡が取れる状態。
「だからそうします」スローロリスのようにしゃべる上野。「でも、ちょっと立ち直れない…」
残念ながら上野だけが本当のことを言っていたのだ。
私も寺田も何から何までバカげたウソのかたまりだった。
「うちの会社で10年くらい死ぬ気で働きなさいよ。一度は死をも考えたんだから」と心優しき私であった。
前を向いて歩いていきましょう!
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