何が何でもお金の欲しい上野は、居ても立っても居られない。
朝、私に電話し、昼前に寺田氏へ電話をし、昼近くに再度、私に電話するのであった。
【以下録音内容を抜粋・加筆・訂正等】
「あのさ、12日に結果がわかったってさ、換金できないでしょ?日本円に」
「うん」その通りです。それは何度もお話ししております。
「それじゃ、もう遅いってことだ。…だから、もし、お金が入るって、わかったらよ、もしよ、私もあてにはしないけど、高田さんから先に借りられないかなって」
「先に借りられないかな?って」どういうこと?お金はないって何度も言っているはずなのだが。
「無理でしょ?」と上野。
「だって、お金はないから」
「違う違う。金曜日にさ、寺田さんが寄こした分と合わせて20万ね、ほら」
どうにも歯切れの悪い言い方である。
このリアルタイムでの会話では、私は上野の言わんとすることがまったく理解できていなかった。
上野は、12日の金曜日までに、20万ほしい。
高田Cにはお金はない、のはわかっている。
でも、ほら、あの、高田永子さんの通帳には、年金が入ってるでしょ?
つまり、それで立て替えておいてほしい、ということのようだ。
それを察しないCに見切りをつける上野。
「それじゃ、今週中には無理だってことだ。今週中に必要だったわけだから」
「あ、そう、じゃあだめかな」
「そう、だめ」
「そう、だから2.3日後なら、高田さんから借りられないかなって思ったの」
この高田は、高田のばあさんのことだったのだ。
「おばあちゃんから、借りられないかなって思ったの」
「いやいや、おばあちゃんのお金なんかないよ、おばあちゃんの年金も全部株で溶かしてるんだから」
寺田氏の2000万と永子の年金は、全部投資で溶かしているって、この話もしてるはずなんだけどな。
「あ~、おばあちゃん、年金もないってことね」やっと合点の行く上野。
「ないないない。月に3.5万だけ渡して、あとは私が使ってる」
あなたがしていたことを、今は、私が代わりにしてあげているのだよ。
お宅の娘は親の資産には手を付けないかもしれないけど、私はそうじゃないよ、悪いけど。
「金曜日までに、用意できるかどうかの連絡をしないといけないから、それを知りたかったの。もしできるなら、おばあちゃんの方から、10万だけでも融通してもらえないかなって、思ったの。それはじゃ不可能だ」
「不可能ですね。来週の16日か、17日なら、可能。20日以降なら寺田がもっと出すでしょ?」
「もう、そんなに遅くなっちゃうとダメだから。…ダメ、いい。今週中、早くしないと、私たちも、お金が来ないから。これが長引いちゃうと、また、長引いちゃうから、うん、ありがとう。最悪、17日くらいまで、伸びて、お金がなくて、そしたら、その時はまたね。寺田さんは25日って言ったけど、そんなには待てないから。でも、寺田さんには、別のことでお金を借りたいから、別に返したい人がいるからさ。その分をちょっと借りたいって話はしたけどね」
「私、おばあちゃんにお金があると思ったから」
普通に考えれば、義理の息子が義理の母親の通帳を預かっていると聞けば、そのままお金は通帳に残っている、と思うだろう。
まさか、その年金を全部使っているとは思いもしないはずだ。
普通の人間ならば、親の年金などは使わずにとっておくものだ、普通の人間ならばね…。
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