2025年10月19日 田端照代 虚栄の残光

 タイムリミットまで、残り12日。

人間社会に存在している限り、その人の痕跡は必ずどこかに残ってしまうものである。



寺田氏からの情報1 金融機関における過去の取引を復元させることができる

10月15日、私は郵便局に行き、寺田氏からの情報を確認した。

「過去、10年分の取引記録は、手数料1100円で、発行できる。本人、身分証、印鑑が必要」とのこと。

当方、高田に関しては、高田永子のゆうちょ銀行の現在の通帳とその一つ前の通帳はある。

だから、高田に関しては、過去の通帳の記録はいならないと考えている。

もしかしたら、高田永子は、ゆうちょ銀行だけではなく、他の金融機関から田端照代に振り込んでいる可能性はある。

ただ、そこまでしなくても、今のところはいいだろう。

しかし、上野さん、あなたはきちんと過去の通帳の記録、田端に振り込んだ記憶のある金融機関のすべての過去の通帳の記録をとっておく必要はあるよ、しっかりやってるかな?


寺田氏からの情報2 その土地が誰のものか、誰でも調べることができる

普段、普通に生活していれば、どこかの土地が誰のものであるかなんて、気にも留めない。

したがって、それを簡単に知ることができるなんてことも、私は知らなかった。

いや、知識としては知っていたけれど、実際に自分でどうこうするような知恵としては持ち合わせていなかった。

法務局というところで、調べてくれるらしい。

ということで、私は17日、高崎の法務局へ行った。

調べたいのは、田端がいたとされる組合の跡地とその奥にある研修センターの所有者。

厳密にいうと、番地と地番というのは違うらしく、番地で調べても、調べたい場所とは限らないので、注意が必要だ。

組合の番地は、30-14となっているが、地番は30-10だった。

その土地の持ち主が、田端照代だったら、話は早いのだが、登記情報だと…全くの別人だった。

Sという夫婦が持ち分、1/2ずつで土地の権利を所有している。

Sという名は、まったく登場したことのない名前だ。

Sの住所が登記簿に記載されていたので、そこを法務局においてある大きな地図帳で調べてみた。

組合の跡地から、烏川にかかる橋を越えて市街地へ少し行ったところだ。

Sの名前とともに、そこには「クチバシ(仮名)」という名前が書かれていた。

クチバシは、組合の責任者として登録されていた人物である。

わずかであるが、点と点がつながっている。

私は事のついでに、田端士郎を検索して得られた手がかりである、乗附町の地図を開いて、隅から田端士郎の名前を探した。

あった。

乗附町でも奥まった方だ。

前回の調査で、近くを通っていたかもしれなかった。

私は大きな地図帳を閉じ、法務局を後にした。

最大の目的地は、田端士郎の自宅。

その道すがら、Sの家を確認した。

表札には、一番上にクチバシ、それから、Sとその妻、それから男性名で二人の名が書かれていた。

人の住んでいる気配はある。

その時がきたら、誰かと話はできるだろう。

それから私は、田端士郎の住所へ向かった。

途中まで車で行ったのだが、いかんせん辺鄙な場所だった。

そこら辺に車を放置するわけにはいかず、最寄りのコンビニまで戻り、再び田端士郎の住所へ徒歩で向かった。

コンビニから2キロくらいだろうか、季節外れの暑さにやや汗ばみながら、いかにも田舎然とした山奥の集落を歩いた。

士郎の住所は、非常にわかりづらいところだったが、家らしき建物はあった。

車も見えたので、私はすぐに踵を返し、その場を離れた。

のっこむには、まだ早い。

近所には、昔から住んでいそうな農家らしき居宅もあったので、何か聞き出すことは可能だろう。

また、地図で調べたとこ田端士郎の家の周りは田端姓が多く、かつての一族が分家した地域なのだろう。

ということは、地域の長老クラスを探し出せば、話は早いということだ。

もちろん、この住所の田端さんが、私の探している田端とは限らない。

というわけで、今のところは、伏字にさせていただく。



私は、最後の目的地である組合の跡地とその周辺を調べるべく、移動した。

近所のスーパーに車をとめた後、近くの小学校の周りを1周回ってみた。



「7/20 参議院議員選挙」の幟の奥にある塀に描かれた絵。

この絵が、本当に小学校にあるのかどうか、自分の目で確かめたかったのだ。

そして、確かにあった。

田端家康は、確実にここから5分~10分圏内のどこかに生息している(もしくは、していた)ことになる。


私は、家康が散歩していた、もしくは、今でも散歩しているだろう、烏川のサイクリングロード沿いを、歩いてみた。

彼は何を思いながら、この川辺を眺めていたのだろうか?



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